アデレード

内容紹介

　アトランティス文明について、私たちはほとんど知りませんでした。３期に分かれていて、初期に聖クザーヌスが理神論を説き、中期にトスが出て、最後にアガシャー大王が愛を説かれたそうです。天上界の計画として、最初に科学を発展させて最後に愛を説くことは決まっていたようです。聖クザーヌスは、愛を説かなかったわけではなかったようですが、予想以上に愛の部分が抜け落ちてしまったのでした。結果として、アガシャー大王は逆風の中で愛を説くことになったのでした。
アトランティス文明は現文明に似ていますが、科学は現文明より発展しており、さらに霊的認識力もあったようです。霊道が開いている者たちも多かったそうです。科学的素養もあり、すぐれた霊能者が政治を行うことになったのでした。理想的な政治が行われると思われるかもしれません。しかし、霊道が開いている分、それだけ危険も大きかったのでした。為政者が魔の影響下に入ってしまったらどうなるか、想像するだけで恐ろしくなります。結果としてアトランティス大陸は海に沈んでしまったのでした。
今回の文明はアトランティス文明の反省の上に立ち、最初に愛を説いて最後に科学を発展させることにしたのでした。結果として最後に発展してきた科学に目を奪われ、唯物論に傾倒する者が多くなってしまっています。霊的な部分が一般に軽視されているために、為政者が魔の影響を受けるリスクは、アトランティス時代よりも小さいことがせめてもの救いでしょう。
　今回はアマーリエさんの過去世であるアデレードが、２回に分けてアトランティス文明末期のことを語っています。アデレードはアガシャー大王の娘として生まれ、アガシャー大王が帰天した後も、人びとに天上界のメッセージを伝えようとしたのでした。彼女によると、今回の文明もアトランティス文明の末期に似てきているというのです。アトランティス文明でアデレードを助けた「あきらめなかった者たち」が今回も同じ日本に転生しているそうです。彼らには「あきらめない者たち」として、天上界の計画を遂行するチャンスが与えられたというのです。
　今回のメッセージが降ろされて、すでに10年以上の時が流れました。当時と比べて世の中がよくなってきているかどうか、わかりません。ぜひ今回のメッセージを読んで、ご自分の魂の声に耳を傾けていただきたいのです。何かしらのうずきを感じることがあれば、その方には残された人生でやるべきことが残っているのだと思います。

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