神の子としての女性の気高さを地上に示しましょう
天照大神 2002年11月21日 『日本神道の女性霊1』に掲載
天照でございます。
今日、このような形で急遽参りましたことで、少しあなた様方のことを、驚かせてしまったかのように思うことをお詫びいたします。
私は今日、日本神道を代表してご挨拶に参りました。
先日より、あなた様方の活動を見守らせていただきながら、たいへんなご苦労の中に、この使命をお受けになられたものだと、心よりおいたわしく思っております。
我ら日本神道は、この大和の国を光の国となすがために、数千年の時の流れの中で、神の国、大和の国として育んで参りました。
私はそこの主宰神の一人として、天之御中主神のご指導のもとに、人々を指導してきた者でございます。
今このような形で、この大和の国日本が、世界計画の、神々のご計画のひとつとして輝き、その歴史の中に名を残す時が参りました。
先日卑弥呼様より、あなた様への手厳しいご意見があるのを見、とても同情申し上げておりました。
卑弥呼様はあなた様とも近しい御縁ゆえ、とてもストレートに、厳しいお言葉をお掛けになられるようです。
でも、同じ女性としてあなた方が悩まれておられること、そして日常の大切さということ、たいへんさということを考え、女子の身で、このように男性でも抱えきれぬほどの重大な使命をお受けになるということ、もしわたくし天照とて、このようなことを言われたならば、天の岩戸に隠れてしまいたいような恐ろしさを感じるものと存じます。
男性の神々は、なぜこのような、あなた方の心をもっとわからぬのか、このように強く言われ、あなたを激励すればするほど、あなたが心を畏縮し、隠れてしまいたくなる、その女性としてのお心を、心から理解し、ともに涙を流すものでございます。
女性というのは本来、あまり矢面に立つことを好みませぬ。
それは、矢面に立たれてきた外国の女神であるあなた様を見ていても、けっして自分から立ちたくて立たれる方でないことは、長いことお見受けしていれば、わかるのです。
この天照とて、けっして女性として、主宰神になりたかったわけではないのです。
ただこの大和の国は、和を保って旨とし、和を保ってまとめるという役割を、その個性として持っていますゆえ、私のような女性が表に出た方が、国が治まるという、そのような主宰神のお考えの中で、私はその任を、役割を務めている者なのです。
私もけっして女性として、主宰神などという立場をやりたくて、やっていたわけではないのです。しかし、任された以上、それが神のお心である以上、精一杯今まで勤めさせていただいてきたというのが現状なのです。